睡眠時無呼吸症候群 SASその原因は?

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、眠っている間に呼吸が止まる病気です。

 

SASの定義とは??

定義されている症状は下の通りです。
「睡眠中に10秒以上呼吸が停止して、この症状が
ひと晩の睡眠中に30回以上、あるいは1時間当たりに5回以上発生する、且つ自覚症状がある」

SASの症状については、こちらをご覧ください。
睡眠時無呼吸症候群 SASその症状は??

SASの原因は??

なぜ、睡眠中に呼吸が止まってしまうのでしょうか?
その原因はいびきの発生原因と原理は同じです。

上気道に空気が通る十分なスペースがなくなる事で息が出来なくなってしまいます。
下の写真は右側が正常な方の絵です、左側がSASの方の絵です。
空気が通らない状態になっていますね。
SA
出典:国土交通省自動車交通局
http://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/03manual/data/sas_manual.pdf

上気道のスペースが狭くなる原因としては、首・喉まわりの脂肪沈着や扁桃肥大等が挙げられます。
肥満の方がSASになり易いと言われる由縁はココにあります。
ただし、日本人の中には顎が小さい(小顎症)ため、気道がふさがれやすく、
やせているのにSASである方もいらっしゃいます。
ですので、SASの患者さん全員が太っていると思うのは間違いです!!!

 

 

ただし、もう少し細かな説明をすると、実は原因は大きく分けて2つのタイプに分かれます。
上で説明したのは、【閉塞性睡眠時無呼吸タイプ(OSA)】です。

 

閉塞性睡眠時無呼吸タイプ(OSA)

上気道に空気が通る十分なスペースがなくなり息が出来なくなってしまうタイプです。
SAS患者さんのほとんど、9割程度がこの閉塞性睡眠時無呼吸タイプ(OSA)に該当します。
上の図が該当します。

 

 

中枢性睡眠時無呼吸タイプ(CSA)

脳から呼吸指令が出なくなるタイプで、呼吸中枢の異常です。
SASの中でもこのタイプは数%程度です。
肺や胸郭、呼吸筋、末梢神経には異常がないのに、呼吸指令が出ないことにより
息が出来なくなってしまいます。
上記は空気の通り道を塞いでしまうという物理的な部分が影響していましたが、
このタイプは脳の異常と言えます。
OSAと違い、気道は開存したままです。
OSAの場合は気道が狭くなって呼吸がしにくくなるため一生懸命呼吸しようと努力しますが、
CSAの場合は呼吸しようという努力がみられません。

※このサイトでは、【閉塞性睡眠時無呼吸タイプ(OSA)】向けの情報を提供しています。

 

 

SASの患者数は??

欧米では一般人口の約5%がSASと報告されています。

日本での割合ももほぼ同じぐらいと推定されていますので、
それからすると、日本での患者数は約600万人ということになります。
日本で糖尿病の患者さんが700~800万人いると推定されていますので、
それに匹敵するぐらいの患者さんがいることになります。

SASは決して珍しい病気ではありません。

検査について

こちらの検査ですが、健康保険が適用されます。

検査の流れですが、下の様な流れとなります。

・受診
⇒疑いがあれば、下の簡易検査からスタートします。

・簡易検査
⇒費用は約3,000円程度です。※診察代は別
こちらで疑いがある場合は、下の宿泊検査へ進みます。

・宿泊検査 (終夜睡眠ポリグラフ検査)
⇒費用は約18,000円程度です。※診察代は別
専門の病院へ泊まり込みで検査を行います。
夜間睡眠中の状態を観察して、SASの診断を行います。

【終夜睡眠ポリグラフ検査の詳細】
通常に就寝時間に合わせて以下の測定を行います。
ですので、泊まり込みで体中にセンサーをつけての検査となります。
・脳波      ・眼球運動
・頤筋の筋電図  ・下肢筋の筋電図
・呼吸      ・換気運動
・心電図     ・動脈血酸素飽和度
・ビデオモニター ・いびき

・治療方針の検討
⇒SASと確定された場合は適切な治療方針を検討します。

以上が流れとなります。
費用については、医療機関によって増減はありますので、
お近くの病院への問い合わせは必須です。

以上、ありがとうございました。

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